こんにちは、「特定居宅介護支援事業所 奏」管理者です。
今年の4月、慌ただしく介護保険法の改定があり、今までの内容と大きく異なった1つにBCP作成がありました。
私たちの事業所は、主に要介護3から5の方を担当させていただいていますが、様々な疾患があり、在宅酸素・吸引・人工呼吸器など主に医療機器を使用している方も数多くいらっしゃいます。
3月末までに災害や地震が起きたとき、緊急時に必要な避難がどの場所で行われているか確認し、表を作成しました。半年後経ち、利用者様の入れ替わりや作成時よりも変化した方が増え、再度見直し事業所全体で作成をしました。
実際に災害時のマップを使用し避難所を確認しましたが、意外にも地域の避難所よりも隣のエリアの避難所の方が近かったりすることもあり、記入の際には「どっちを記入すれば良いのだろう」と迷うことも度々ありました。
また、作成しただけで安心することではなく、実際の緊急時の際にどこまで活用できるかは再度見直しが必要であり、日々訪問の移動の際に避難場所の確認や本人や家族との連絡方法などもお伝えしています。
難病の方は、先日保健所の方と同席させていただき、改めて避難方法や災害時の対応などを確認させていただきました。
実際に停電になったときに、吸引が必要な方は吸引器の状態確認、充電式の場合にはいちどコンセントを抜いてもらい、充電が使用できるかどうかの確認を先日お声掛けさせていただきました。
その後、雷雨があり実際に30分ほど停電があり、その間でも吸引をしなくてはならず、実際に何回も使用し無事に使えたとモニタリングの時に確認できました。日々の確認、連携、やっぱり大切です。
普段起きないようなことがいつ起きるか分からない昨今では、日々の声かけやモニタリング前に確認すべきことなどをメモにして、本人や家族もしくはサービス事業所と共有していくことが改めて必要だと感じた日でした。