ケアマネージャーとして心掛けていること③

コラム

皆さんこんちは。
居宅支援事業所寿のAです。

コロナ渦において不安な日常生活が
続いていますがいかがお過ごしでしょうか?

私は寿で自他共に認められている、ある事NO.1
ケアマネージャーです。

経験?知識?残念ながら・・・それは年齢です。
昭和中期に生まれ、日本の高度経済成長と共に育ち
第1回東京オリンピックやビートルズの初来日などの
感動は今でも脳裏に焼き付いています。

そんなビートルズエイジの私が、ケアマネージャーとして
コラムを書いていること自体に昭和の歴史を紐解ている
ような気分になります。

私が介護業界に従事するきっかけとして
介護保険制度が施工される数年前に老人福祉
センターでの勤務があります。
当時私は非常勤として働いており
来館者は、学習・クラブ活動・大浴場・図書室
囲碁・将棋・大広場でのカラオケなど様々な目的を
もち利用されます。
そんな中ある利用者様との出会いが、私の進路を
かえてくれました。

そのご利用者様は毎日来館されていたA様です。
A様はいつも近所の方と数名で来館し1日を過ごしていました。
ある日「入れ歯を捨ててしまった。ご飯が食べれない」と
訴えられ、一緒になってごみ箱や思い当たる場所を探しましたが
ありませんでした。
諦めてその日は帰られましたが、次の日なんと奇麗な入れ歯を
つけてニコニコと来館されました。
その時この方は認知症なんだと気がついたのですが自分は知識が
全然なかったため話を聞く事しかできない自分が不甲斐なく
在宅介護を学びたいという気持ちになりました。

その後嫁ぎ先での介護や看取りを経験した事もあり
子育ても卒業し最後のチャンスとばかりに無資格で
老人保険施設に就職しました。
2000年介護保険制度が始まり訪問介護、通所介護に
従事しながら資格を取得する経験も懐かしい思い出です。

こうして様々な介護経験を経てケアマネージャーになりましたが
たくさんの利用者様、ご家族様との出会いや別れで、私の人生経験は
埋まっています。
特にご利用者様、ご家族様の心に寄り添う事をとても大切にしています。
最近あるご利用者様から「体に気を付けて、いつまでも元気で面倒を見てね」
というお言葉を頂き、私はご利用者様に寄り添っているつもりでしたが
逆に寄り添って頂き元気を頂いてる事に気が付きました。

同世代のご利用者様と身体や心の不安などを分かりあえる
ケアマネージャーでありたい。
そしていつも優しく対応して下さる寿の同僚に感謝しながら
これからも元気に働いていきたいと思います。

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