こんにちは。
奏のケアマネージャです。
梅雨入りしジメジメした日々、最近は猛暑が続いて少し動いただけでも汗が出て、意識して水分補給や上手にエアコンを使用していかないと熱中症になりますね。
今回は、映画のお話を・・・
数年前までは、映画は子供と一緒に行くアニメばかりで、自分が観たいというより子供に合わせて行っていました。今は子供も大きくなり、自分が観たいものを観に行けるので、最近はよく映画鑑賞しています。
先日「父と僕の終わらない歌」を観てきました。
かつて諦めたレコードデビューの夢をかなえようとするアルツハイマー型認知症の父と支える家族の姿を描いた映画で、イギリスの実話がもとになっているそうです。父を演じた寺尾聰さんの歌声がとても素敵で、認知症がテーマですが、重くなりすぎず。こんな風に家族や地域で共生、支えあえる社会だったらなぁと思いました。
この映画を観ようと思ったのは、私の父も同じ病気で、60代後半から物忘れから始まり今は70代後半。かなり理解力も低下し、介護サービスを利用しながら、なんとか母と暮らしています。家にいても自分の家と思えず落ち着かなかったり、夜中何度も起こされることが多くなり、私も実家に泊りに行くことが増えました。時にはお互い感情的になったり、父の言動に笑える日もあり、母とは「いつまで家でみられるだろうね」と話しています。この映画の中でも、混乱したり、家族の葛藤があったり、自分の家族と重なるところがあり、色々考えさせられました。