介護が必要となっても目標を見つけること

コラム

皆さまこんにちは。10月に入り朝晩は冷えますが、昼間は暖かく過ごしやすい陽気になりました。
居宅介護支援事業所寿のSと申します。

私の叔母の話をさせていただきます。近隣県に夫婦2人暮らしの80代後半となります。
子供は都内で暮らし、なかなか帰省出来ない状況ですが、ご近所やサークル活動、親戚が比較的近くにおり、時には買い物を頼んだり連れて行ってもらったりの間柄です。
学校を卒業してから学校給食の調理や管理栄養の仕事に従事し、料理は得意なので、いまだに手作りの料理や焼き菓子を振る舞ってくれます。
数年前に胃がんで胃を半分摘出手術、同じ時期に大腿部骨折してしまい、もうこれはしばらく入院か、老人ホームに入ろうか?と家族で相談したそうですが、本人は病気を克服してリハビリを頑張って、また旅行に行きたい!と希望を掲げ、退院後は自宅に戻りリハビリと入浴の出来るデイサービスに半年くらい通う事になりました。
病状が安定すると、利用者様の話し相手になる等、心身共に回復し、担当ケアマネさんに卒業します!と告げ介護サービスは終了しました。
家族や親戚、私もびっくりしました。すぐに主治医の許可も得て、家族や姉妹と飛行機に乗って旅行へ出かける事ができて、ますます元気になってきました。
昨年まで旅行へ出かけていましたが、夫の透析介護が始まり、なかなか家を空けられないと控えている状況です。
病状や家族関係、支援者、周りの環境は様々ではありますが、今後やってみたい!自分はこうなりたい!等と目標が持てたら、叶わなくても、きっと目標に向かって頑張れると感じました。これからご縁あって担当させていただく利用者様やご家族様と共に、目標を考え、目標に向かって自立支援をサポートしていきたいと思います。

これからも日々学ばせていただき、皆さまとの出会いに感謝してまいります。

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